【5月21日 AFP】バドミントン、男女混合の国別対抗戦スディルマンカップ(2019 Sudirman Cup)は20日、中国・南寧(Nanning)で1次リーグが行われ、大会第1シードでA組の日本は世界ランク1位の桃田賢斗(Kento Momota)を温存するギャンブルに出て敗戦寸前に追い込まれながらも、3勝2敗でロシアに辛勝して白星発進した。

 大会初制覇を目指している日本はロシアを相手にいきなり1勝2敗の劣勢に立たされたものの、女子が救世主となって逆転勝ちを収めた。

 地元中国と共に優勝候補に挙げられている日本は、1試合目の混合ダブルスでは難なく勝利を収めたものの、続く男子シングルスと同ダブルスでは世界王者の桃田を温存したことが裏目に出て連敗を喫してしまった。

 伏兵のロシアは、世界ランク62位のウラジミール・マルコフ(Vladimir Malkov)が、最初の男子シングルスで桃田の代わりに出場した同10位の西本拳太(Kenta Nishimoto)を撃破すると、続く男子ダブルスでもまさかの連勝を記録した。

 しかし、日本は女子シングルスで世界ランク2位の奥原希望(Nozomi Okuhara)がナタリア・ペルミノワ(Natalia Perminova)を一蹴して戦績を2勝2敗のタイに戻すと、同ダブルスでは福島由紀(Yuki Fukushima)/廣田彩花(Sayaka Hirota)組がエカテリーナ・ボロトワ(Ekaterina Bolotova)/アリーナ・デフレトワ(Alina Davletova)組を退けて黒星を免れた。

 福島は「勝ち点を取れてほっとした」「最後はうまくいった」とコメントした。(c)AFP