【5月25日 Xinhua News】100品以上の美食からなる「満漢全席」が、開催中のアジア美食祭「知味杭州(杭州を味わう)」に登場し、多くの人が足を止め写真に収めていた。実はこれらの料理は蜜ろう石で作られた「石の宴」で、一見すると本物と見分けがつかない。

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 石材彫刻家 張玉春(Zhang Yuchun)さん

 蜜ろう石には天然の色味があり、別の色は一切足していません。加工してある部分は、すべて私と夫が2人で一つ一つ彫り進めました。料理をテーマとした作品は現在260種類あり、今日はその約3分の2に当たる168種類を持ってきました。

 人間にとって食は毎日のことなので、中華まんじゅうやご飯、お菓子など、それぞれの作品に思いを込めています。例えば旧暦8月15日の中秋節には月餅を、旧暦5月5日の端午節にはちまきというふうに、祝日や季節ごとにその時を象徴する料理を彫っています。(c)Xinhua News/AFPBB News