【5月18日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2019)は17日、男子シングルス準々決勝が行われ、連覇を目指す大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-4、6-0で同胞のフェルナンド・ベルダスコ(Fernando Verdasco)に快勝し、ベスト4入りを決めた。

 通算8度の大会制覇を誇るナダルは、決勝進出を懸けた次戦、第8シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)との再戦に臨むことになった。

 これで今季のクレーコートでは4大会連続で準決勝進出となったが、26日に開幕する全仏オープンテニス(French Open 2019)で通算12度目のタイトル獲得を目指す中で、ここまでの3大会ではそれ以上勝ち進めていない。

 四大大会(グランドスラム)通算17勝のナダルは、「再び準決勝に進むことができたのは良いニュースだ。3戦連続でストレート勝ちを収めた」「自分としては、勝つたびに次に向けた自信になる」とすると、「ここでは、たくさんの経験がある。前週起きたことは分かっている。あしたはもっと良くなることを心掛けるつもりだ」とコメントした。

 一方のチチパスは、3年ぶりにクレーコート大会に復帰した第3シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が右脚のけがで準々決勝を棄権したため、不戦勝で勝ち上がった。

 前週のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2019)ではチチパスが準決勝でナダルに番狂わせを演じ、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に次ぐ準優勝を果たした。しかし、1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)では、ナダルがギリシャの新星を下している。(c)AFP/Emmeline MOORE