【5月15日 AFP】6月20日に行われる米プロバスケットボール(NBA)のドラフトを前に、上位指名の順位を決めるドラフトロッタリー(抽選会)が14日にイリノイ州シカゴで行われ、ニューオーリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans)が全体1位指名権を獲得。大学のスーパースター、ザイオン・ウィリアムソン(Zion Williamson)を真っ先に選ぶチャンスを手に入れた。

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 今回の抽選会では、今季最も成績が振るわなかったニューヨーク・ニックス(New York Knicks)とクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)、フェニックス・サンズ(Phoenix Suns)がそれぞれ14パーセントと最も高い確率を割り振られた。その中で、ペリカンズは1位指名権を獲得できる確率がわずか6パーセントという厳しい状況だったが、見事に権利を引き当てた。

 全体1位指名が有力視されているデューク大学(Duke University)のウィリアムソンは、この日の抽選会をじっと見守った。ウィリアムソンは今季、チームは米NCAA男子バスケットボール・トーナメント(NCAA Men's Basketball Tournament)でベスト8敗退となったが、1年生ながら1試合平均22.6得点8.9リバウンドの見事な成績を残した。

 ウィリアムソンは、ペリカンズが自身を選ぶかは当日まで分からないと話し、「とても疲れる。行き先は分からない」とコメントしつつ、自身の「勝利へのこだわり」はNBAのどのチームへ行っても大きな財産になると考えており、「求められるどんな役割でもこなしてみせる」と続けた。

 全体2番目の指名権はメンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)が獲得。ニックスが3番目、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)が4番目となった。以下、キャバリアーズ、サンズ、シカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)、アトランタ・ホークス(Atlanta Hawks)、ワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)と続き、10番目指名権は再びホークスのものとなっている。(c)AFP