【5月13日 AFP】18-19スペイン1部リーグは12日、第37節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はヘタフェ(Getafe CF)に2-0で勝利し、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)準決勝敗退のショックを振り払った。一方、敗れたヘタフェは来季の同大会出場権獲得が厳しくなった。

 本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)は空席が目立ち、試合前にはブーイングが起きるなどサポーターはリバプール(Liverpool FC)に喫した屈辱を忘れていなかったが、バルセロナはアルトゥーロ・ビダル(Arturo Vidal)の得点とオウンゴールで勝利した。

 ヘタフェはバルセロナがショックを引きずっていると期待していたかもしれないが、思惑通りにはならず今節アラベス(Alaves)に3-1で勝利したバレンシア(Valencia CF)に4位の座を奪われた。

 ヘタフェとバレンシアは勝ち点で並んでいるが、直接対決の結果で上回るバレンシアが優位に立った。バレンシアは最終節アウェーでレアル・バジャドリード(Real Valladolid)と戦い、ヘタフェはビジャレアル(Villarreal CF)をホームに迎える。

 今節セビージャFC(Sevilla FC)と1-1で引き分けた2位アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)とバルセロナとのポイント差は11となり、ヘスス・バジェホ(Jesus Vallejo)の退場もありレアル・ソシエダ(Real Sociedad)に1-3で敗れた3位レアル・マドリード(Real Madrid)と首位との差は18となった。

 25日に行われる国王杯(Copa del Rey 2018-19)決勝でバレンシアに勝利すれば、バルセロナは2季連続で国内二冠を達成するが、リバプールでの悪夢の埋め合わせにはならないだろう。

 続投を望むエルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督は、国王杯の優勝でシーズンをスムーズに終え、指揮官交代の機運を沈めたいと考えている。

 バルセロナはルイス・スアレス(Luis Suarez)が国王杯決勝を欠場するものとみられており、ヘタフェ戦でハムストリングを痛めて途中交代したフィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)も出場が微妙となっている。(c)AFP/Thomas ALLNUTT