【5月12日 AFP】アフガニスタン東部のガズニ(Ghazni)州で11日、地雷が爆発し、子ども7人が死亡、2人が負傷した。当局者が明らかにした。

 同州のアレフ・ヌーリ(Aref Noori)報道官はAFPに対し、地雷は同国の旧支配勢力タリバン(Taliban)が治安部隊を攻撃するため主要道路に仕掛けていたもので、遊んでいた子どもたちが踏んだところ爆発したと述べた。タリバン側は今のところ声明を出していない。

 アマヌラ・カムラニ(Amanullah Kamrani)ガズニ州議会議員は、死亡した子どもたちの年齢は7~9歳で、少なくとも4人が同じ一つの家庭に属していたと述べた。

 長年続く内戦のためアフガニスタンはあらゆるところに地雷や不発弾、ロケット弾、自家製爆弾が残されており、子どもたちが好奇心からそれらを拾い上げてしまうことも多い。

 先月は同国東部ラグマン(Laghman)州で子どもたちが不発弾で遊んでいたところ爆発し、子ども7人が死亡、10人が負傷していた。

 国連(UN)によると、アフガニスタンでは2018年、子ども900人以上を含む民間人3804人が死亡、約7000人が負傷しており、民間人死者は同国の紛争の中で過去最高を記録した。(c)AFP