【5月11日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2019)は10日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第3シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)は6-2、6-7(2-7)、6-0でベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic、スイス)を退け、世界ランク1位の奪還まであと1勝に近づいた。

 世界3位のハレプは、試合会場のラ・カハ・マヒカ(La Caja Magica)で通算3度目のタイトルを獲得すれば、同1位に返り咲く。ベンチッチ戦には2連敗中だったものの、現全仏オープンテニス(French Open)女王はこの日、2時間足らずで勝利を収めた。

 マドリードでは2016年と17年にトロフィーを掲げているハレプは、昨年大会のファイナリストで第7シードのキキ・ベルテンス(Kiki Bertens、オランダ)と決勝で対戦する。ベルテンスは同日の準決勝で、2017年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2017)を制した第8シードのスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)に6-2、7-5で勝利した。

 ハレプは、「ここで決勝の舞台に戻って来られて、すごくうれしい。マドリードでは本当にプレーを楽しんでいて、それがモチベーションになっている」とすると、「第2セットのタイブレークは急ぎ過ぎていた」「イージーミスが多過ぎた。あのタイブレークでは、コントロールを見失っていた」と振り返った。

「第3セットでは再び勢いを取り戻した。コートを縦横無尽に使い、もっとアグレッシブになりながら、スマートにプレーできた」 (c)AFP