【5月10日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2019)は9日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-1、7-6(7-2)でジェレミー・シャーディ(Jeremy Chardy、フランス)を下し、準々決勝に進出した。

 2011年大会と2016年大会を制しているジョコビッチは、試合会場のラ・カハ・マヒカ(La Caja Magica)でシャーディをわずか1時間半足らずで退け、同カードの通算戦績を13戦全勝とした。フランス勢にはこれまでも圧倒的な強さを示しており、同国を破ってタイトルを獲得した2010年の国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup)決勝以降では通算66勝2敗を記録している。

 約2週間後に開幕する全仏オープンテニス(French Open 2019)で四大大会(グランドスラム)4連勝を目指し、クレーコートでの最高のコンディションを目指しているジョコビッチは、この日の試合で第1セットは30分もかけずに先取したものの、第2セットではシャーディの執拗(しつよう)な反撃を受けてタイブレークに持ち込まれた。

 ジョコビッチの準々決勝の相手は、第9シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)に決まった。同選手はラスロ・ジェレ(Laslo Djere、セルビア)との一戦で、終盤13ゲームのうち11ゲームをものにするなどして、4-6、6-3、6-2で勝利した。(c)AFP