【5月9日 AFP】アフガニスタンの首都カブール中心部で8日、旧支配勢力タリバン(Taliban)の武装集団が、米国の出資を受ける援助団体の本部を襲撃し、少なくとも5人が死亡、数十人が負傷した。タリバンは襲撃理由として、同団体が西洋文化と男女混合を促進していると主張している。

 襲撃を受けたのは、米国際開発局(USAID)と米国務省が主に出資している非営利団体カウンターパート・インターナショナル(Counterpart International)。事件は、米国とタリバンによる和平協議がカタールで行われる中で起きた。

 同日正午(日本時間午後4時30分)ごろ、同団体本部で大規模な爆発が発生。内務省のナスラト・ラヒミ(Nasrat Rahimi)報道官によると、4人組の武装グループが建物内に侵入した。その後、アフガン治安当局が数時間に及ぶ掃討作戦を実施。午後6時(日本時間午後10時30分)ごろ、「襲撃犯は全員が殺害された」とラヒミ氏は述べた。(c)AFP/Emal HAIDARY