【5月8日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2019)は7日、女子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)は7-6(7-5)、3-6、6-0でサラ・ソリベストルモ(Sara Sorribes Tormo、スペイン)を退け、3回戦へ駒を進めた。

 世界ランキング73位のソリベストルモにフルセットマッチを強いられながら、最後はギアを上げて勝利にこぎ着けた女王大坂は試合後、最終第3セットでは「ゾンビモード」になったと振り返っている。

 現在2大会連続で四大大会(グランドスラム)を制している大坂は「第3セットではゾンビモードになった」「勝利するために必要なことを全て考えた。必ずしも結果ではなく、ゲームごとの小さな部分で」と語った。

「相手はウイナーを狙ってこなかったし、試合は自分次第だった」「ポイントはいずれも、私がウイナーを決めるか、アンフォーストエラーを犯すかで終わっていた。第2セットでは少し集中できていなかった」

 次戦は、8強入りを懸けてアリアクサンドラ・サスノビッチ(Aliaksandra Sasnovich、ベラルーシ)と対戦する。

 2度の大会制覇を誇る第3シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)は7-5、6-1でジョアンナ・コンタ(Johanna Konta、英国)を下した。

 今年の全仏オープンテニス(French Open 2019)で連覇を狙うハレプは「マドリードにはいつ来ても気持ちがいい。また戻って来て、勝つことができてうれしい」「いい試合だった。お互いに好プレーができたと思うが、最後は自分の方がメンタル面で強く、リズムをつかめた」と話した。

 第4シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)はトレーニング中に右足首をひねり、2回戦の試合を棄権。この結果、対戦予定だったペトラ・マルティッチ(Petra Martic、クロアチア)が3回戦に進出している。(c)AFP