【5月8日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2019)は7日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第4シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は6-2、6-3でリシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)に完勝し、3年ぶりとなるクレーコートでの復帰戦を白星で飾った。

 四大大会(グランドスラム)通算20勝を誇るフェデラーは、わずか52分でガスケを退け、3回戦に進出。しかし、試合前にチームと戦術について話し合った時は、緊張感もあったと明かしている。

「試合を通して冷静さを保てたが、2時間前には少し緊張もあった。でもあれだけだった」と振り返ったフェデラーは「すぐに緊張は消えたし、良いスタートを切ることができてうれしい」「戻って来られてうれしい」とコメントした。

 また、マドリード・オープンでは2006年、2009年、2012年の3度にわたり栄冠に輝いているフェデラーは「ずっとクレーが恋しかったし、素晴らしい復帰戦になった。特別な夜になった」と話した。

「良いトレーニングを積んでいたが、試合とは別物。ポイントはもっと素早いし、どんなときも復帰初戦は簡単ではない」「でもきょうはクレーで非常に自然な感じがした」

 フェデラーは、ドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)に敗れた2016年5月12日のイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2016)3回戦を最後にクレーコートから遠ざかり、ここ2シーズンはグラス(芝)コートシーズンに専念するため、赤土での大会を欠場していた。(c)AFP/Bill SCOTT