【5月6日 AFP】男子テニス、BMWオープン(BMW Open 2019)は5日、シングルス決勝が行われ、チリのクリスティアン・ガリン(Cristian Garin)が6-1、3-6、7-6(7-1)でイタリアのマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini)を下し、自身2度目となるATPツアー制覇を遂げた。

 優勝を記念して大会が行われたドイツ・バイエルン(Bavaria)州の伝統衣装である革製半ズボン「レーダーホーゼン(Lederhosen)」を贈られたガリンは「今週は何もかもが特別だった。一生忘れることはないだろう」と喜びを語った。

 ミュンヘン(Munich)でのこの大会開幕を前に世界ランク47位につけていたガリンは、同3位のアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)や大会第13シードのマルコ・チェッキナート(Marco Cecchinato、イタリア)から金星を挙げる思わぬ活躍を見せて、決勝に駒を進めていた。

 昨年の同時期には世界200位にも入っていなかったガリンだが、先月には米男子クレーコート選手権(U.S. Men's Clay Court Championship 2019)を制して、チリ人選手としてはここ10年では唯一のタイトルを手にしていた。

 ベレッティーニはこの日、前日行われる予定だったものの雨天順延となった準決勝で、第4シードのロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)を6-4、6-2で撃破し、決勝に進出していた。

 ガリンは、「おめでとうマッテオ、君は素晴らしい戦士だ」とベレッティーニに称賛を贈っている。(c)AFP