【4月22日 AFP】米ホワイトハウス(White House)は22日、イラン産原油の禁輸制裁について、輸入国に対する適用除外を打ち切る方針を発表した。イラン最大の輸出品である原油を締め出す狙いがある。

 発表によると、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は、来月初めに適用除外が期限切れを迎えるにあたり、この措置を延長しないと決定。「この決定は、イランの原油輸出をゼロにすることを目指すもので、これにより同国の政権の主たる歳入源を断つ」としている。

 米国がイランに科した禁輸制裁は、日本など8つの国と地域に対しては、6か月間の適用除外を認めていた。このうち日本、ギリシャ、イタリア、韓国および台湾は、イランからの原油輸入量をすでに大幅に削減している。(c)AFP