【4月21日 AFP】ウクライナで21日、大統領選の決選投票が始まった。支配体制への反発から、テレビ番組で大統領役を演じたコメディー俳優のウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)氏(41)が優勢となっている。

 ゼレンスキー氏の出馬は、当初は真面目に取り合われなかったが、貧困や汚職、親ロシア派との戦いをめぐり国民の間に広がっていた怒りに押され、現職で対立候補のペトロ・ポロシェンコ(Petro Poroshenko)大統領が敗れる可能性が出てきている。最近の世論調査によると得票率はゼレンスキー氏が73%、ポロシェンコ氏が27%になるとみられる。

 出口調査結果はグリニッジ標準時午後5時(日本時間22日午前2時)に明らかにされ、その数時間後に最初の暫定的な開票結果が発表される見通し。(c)AFP