【4月17日 MODE PRESS】資生堂は、世界85の国と地域で展開している「SHISEIDO」のプレミアムシリーズ「Future Solution LX(フュー チャーソリューション) 」の誕生10周年を記念して特別企画「Beauty Transcends Timeプロジェクト」を発表した。

(c)SHISEIDO

 第一弾として、“真の美は時を超える” をテーマに、1000年後の世界にも残る”美”を提示する壮大 なプロジェクトとして、玉手箱「時ららの手箱」を制作し、京都の国立博物館でお披露目。その後、下鴨神社に奉納した。

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 今回のプロジェクトは、日本の美が確立されたと言われる約1000年前の美の世界を訪ねるところからスタート。「時ららの手箱」では、内面の輝きが真に重要であった1000年前の美の在り方を普遍的なものと捉え、“美は時を超える”ということを1000 年後の世界に残したいという想いのもと、日本の伝統美を受け継ぐ「知・美・匠」の3つの領域の優れた才能によって完成。 知の巨人として、哲学者で詩人でもある、京都大学名誉教授 篠原資明博士がオリジナルの和歌を作成。美の巨人には、現代美術家として数々の一流作品を手掛る、天野喜孝氏。 篠原先生の和歌を絵画に描き上げた。 匠の巨人には、350年続く京漆匠 象彦の職人が熟練した工芸細工の技で、 天野氏の絵画を玉手箱へと仕上げた。 こうして完成した「時ららの手箱」の底には、西陣織りが織り込まれた。

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 今回のプロジェクト発表にあたり、「SHISEIDO」チーフブランドオフィサーの岡部氏は、「SHISEIDOは、約150年に渡りアートとサイエンスを 融合したハイブリッドな製品を発信することで人を美しくすることをしてきたブランドです。そこには、日本人 が持つDNAとして、一過性のトレンドだけでなく、普遍的な美意識や内面の美しさ、 日常生活の美しい習慣など持続的な考え方、即ち”ジャパニーズビューティー”という 考え方そのものであります。 今回、Future Solution誕生10周年という節目にあたり、 “真の美は時を超える”ことを1000年先の未来まで残したいと考え、「時ららの手箱」と 呼ばれるマスターピースの箱を制作するに至りました」 と作品制作の想いを語った。(c)MODE PRESS