【4月16日 AFP】馬術競技「テントペギング」は、南アジアで長きにわたって親しまれてきたスポーツだが、パキスタンでは近年、目にする機会がめっきり少なくなった。同国では主に北部パンジャブ(Punjab)州でプレーされてきた。

 ここでは都市部の文化的祭事としてテントペギングが続けられており、ベストと色とりどりのターバンを着用した参加者らが、きらびやかな鞍で飾られた馬にまたがって競技に臨む。全速で駆ける馬の上から地面に置かれた標的を長細い道具で突くレースだ。

 今年の大会では、通常のレースのほか、世界記録を樹立するという新たな目的が加わった。主催者によると、ギネス世界記録(Guinness World Record)に同競技に関する言及はこれまでなかったという。レースでは120頭の馬が3分足らずでゴールに到達し、計90個の標的を突くという記録がでた。記録の認定については、ギネス世界記録の公式認定員から返事を待っている状態だ。

 映像は3月27日撮影。(c)AFP