【4月13日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のニコ・コヴァチ(Niko Kovac)監督は12日、トレーニング中にロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)とキングスレイ・コマン(Kingsley Coman)が殴り合ったという報道を認めたが、クラブが両選手にペナルティーを科すことはないと明かした。

 バイエルンは11日、14日に控えるフォルトゥナ・デュッセルドルフ(Fortuna Dusseldorf 1895)とのアウェーゲームに向け非公開の練習を行ったが、両選手はその最中に口論となり殴り合ったとコヴァチ監督は認めている。

「3人でその件について話し合った。選手たちは反省しているし、自分たちの振る舞いを謝罪した。罰金は科されないし、この件はすでに解決済みだ」

 報道によれば、30歳のレワンドフスキが22歳のコマンを強い口調で非難すると、小競り合いはすぐさまエスカレートし、2人はニクラス・ズーレ(Niklas Suele)とジェローム・ボアテング(Jerome Boateng)に制止されたという。コヴァチ監督は激しいトレーニングの中で感情が高まっただけだとし、トラブルの原因についてはお茶を濁した。

 前週、優勝争いをしているボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)との試合に5-0と大勝したバイエルンは、ブンデスリーガ1部の首位に立った。

 しかし、バイエルンは今季6試合を残した状況でドルトムントとはわずかに勝ち点1差となっており、依然としてプレッシャーを感じている。また、クラブのカール・ハインツ・ルンメニゲ(Karl-Heinz Rummenigge)社長は、指揮官の座は安泰ではないとコメントしている。

 コヴァチ監督は「自分はサッカーのことだけに集中したい。細かいことにいちいち自分の考えを述べるつもりはない。私の監督としての職は二の次。いま目の前にある仕事に集中したい」と話している。(c)AFP