【4月8日 AFP】台湾南部・高雄(Kaohsiung)の空港で8日、香港行きのキャセイドラゴン航空(Cathay Dragon)のエアバスA330型機が離陸後間もなく「技術的な問題」に見舞われて引き返し、緊急着陸した。

 親会社のキャセイパシフィック(Cathay Pacific)航空によると、KA451便は無事着陸し、乗客には別の便に振り替える手続きが取られたという。

 匿名で取材に応じた台湾の交通部民用航空局(CAA)の関係者は、「エンジン1基に技術的な問題が発生した」ために緊急着陸を余儀なくされたと述べ、鳥と衝突したとする台湾メディアの報道を否定した。現在、このトラブルをめぐる調査が行われているという。

 また、台湾紙・蘋果日報(Apple Daily)は地元航空当局者の話として、離陸時に右のエンジンから煙が出ていたと報じた。空港周辺の複数の住民が、爆発音を聞いたとも伝えている。(c)AFP