【4月5日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーのメジャー第1戦、ANAインスピレーション(ANA Inspiration 2019)は4日、米カリフォルニア州ランチョミラージュ(Rancho Mirage)のミッションヒルズCC(Mission Hills Country Club)で開幕し、米国のアリー・マクドナルド(Ally McDonald、米国)が2位グループに1打差の4アンダー「68」で首位発進した。

 大勢がひしめくリーダーボードの中で一人抜け出していたマクドナルドは、14番でボギーをたたいたものの、最終18番でこの日七つ目のバーディーを奪い再びトップに立った。3アンダー「69」の2位タイグループには、スウェーデンのリネア・ストローム(Linnea Strom)を筆頭に、米国のレクシー・トンプソン(Alexis "Lexi" Thompson)、そして高眞榮(Jin Young Ko、コ・ジンヨン)と金孝周(Hyo Joo Kim、キム・ヒョージュ)の韓国勢が並んだ。

 元世界ランク1位のリディア・コー(Lydia Ko、ニュージーランド)は、2アンダー「70」で10人が団子状態となった6位タイグループに続き、現世界1位の朴城炫(Sung-Hyun Park、パク・ソンヒョン、韓国)は、1アンダー「71」で13人がしのぎを削る16位タイグループにつけている。

 2014年大会を制しているトンプソンは、2ボギーをたたきながらも、上がり2ホールで連続バーディーを決めるなど計5バーディーで上位争いを展開。当初はもっと良いスコアが期待されたが、午後に風が増してコンディションが厳しくなると、ほとんどの選手が思い通りにスコアを伸ばせなかった。

 2014年のエビアン選手権(The Evian Championship 2014)でトロフィーを掲げた金孝周は、バックナインからスタートして11ホール目となったパー5の2番でイーグルを記録したのをはじめ4バーディー、3ボギーで2位に並んだ。

 先月のファウンダーズカップ(2019 Bank of Hope Founders Cup)で優勝した高眞榮は4バーディー、1ボギーで初日のラウンドをまとめ、このコースで重要なのは「貪欲」にならないことだという認識を示した。

「ここは難コースなので、いつも『フェアウェーに打つこと。それと、グリーンも真ん中を狙う』ことを心掛けている」「2パットなら上出来。調子は良い」

 日本勢では、畑岡奈紗(Nasa Hataoka)と野村敏京(Haru Nomura)が1オーバーの42位タイにつけ、上原彩子(Ayako Uehara)が3オーバーの68位タイ、横峯さくら(Sakura Yokomine)と比嘉真美子(Mamiko Higa)が4オーバーの80位タイとなっている。(c)AFP