【4月2日 AFP】ノルウェーの道路交通情報評議会(OFV)は1日、米電気自動車(EV)大手テスラ(Tesla)の「モデル3(Model 3)」の先行予約分の納車が始まったことを受け、先月、月間新車登録台数の半数を初めてEVが上回ったと明らかにした。

 OFVによると、3月に国内で新車登録された1万8375台のうち、58.4%に当たる1万728台がEVだった。

 EVはノルウェーでここ数年高い人気を保っているが、先月登録された全新車に対するEVの台数が占める割合は前月の約40%に比べ急伸。背景にはテスラのモデル3の納車が始まったことがある。

 ノルウェーは2025年までにすべての新車をゼロエミッション車にする目標を掲げてさまざまな政策を取り入れており、EV推奨を目的に助成金制度も実施している。

 EVを所有することで税優遇が受けられることも、ガソリン車やディーゼル車との価格競争で優位となっている。また、所有者は公営駐車場での駐車や充電を無料でできるほか、市内通行料も免除されている。(c)AFP