【4月1日 AFP】31日に行われた19F1第2戦バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2019)決勝で、シャルル・ルクレール(Charles Leclerc)がマシンの動力の問題で初優勝を逃したことについて、フェラーリ(Ferrari)のマッティア・ビノット(Mattia Binotto)代表は、原因がまだ分かっていないことを明かした。

 今GPのフェラーリは、予選でルクレールとセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)がフロントローを独占しながら、最終的にはルクレールが3位、ベッテルが5位という結果に終わった。一方でライバルのメルセデスAMG(Mercedes AMG)はルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が優勝し、バルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)も2位に入って2戦連続のワンツーフィニッシュを達成している。

 モナコ人ドライバーとして、1950年以来となる表彰台入りを果たしたルクレールだが、それでもポールトゥウィンが濃厚だった残り10周でエンジンがパワーを失った。ビノット代表は「できるだけ早く」マシンとデータを調べると話しつつ、ハミルトンとの争いの中でスピンし、またしても批判にさらされているベッテルについても、信頼は失っていないとコメントした。

「エンジンとマシン、データを確認しなければならない」「明らかにこれだという原因はまだ見つかっていない」「判断するには早すぎるし、後で確認しなければならない。このレースを3位で終えられたのは良かったし、このポイントがいずれ生きてくるはずだ。シャルルのおかげで最速ラップも記録できた」

「彼は素晴らしいレースをした。もちろん残念だが、今大会の良かった点に目を向け、さらに強くなって戻って来なければいけない」「今週末は良いマシンを用意できたし、ドライバーは二人とも頼りになる。もちろん、セブにとっても最高のレースにはならなかったがね」 (c)AFP