【3月31日 AFP】18-19ドイツ・ブンデスリーガ1部は30日、第27節の試合が行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は、後半アディショナルタイムにパコ・アルカセル(Francisco 'Paco' Alcacer Garcia)が2得点を挙げてVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)を2-0で下し、首位に返り咲いた。ドルトムントは次節、この日引き分けて2位に転落したバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)との直接対決を迎える。

 第一子の出産に立ち会ったキャプテンのマルコ・ロイス(Marco Reus)が欠場したドルトムントは、ボルフスブルクの積極的なプレスに手を焼いたが、アルカセルが劇的な勝利をもたらし、本拠地ジグナル・イドゥナ・パルク(Signal Iduna Park)でバイエルンから首位の座を奪い返した。

 ドルトムントのマリオ・ゲッツェ(Mario Goetze)はスカイ・ドイツ(Sky Germany)に対し、「僕らは点を取ることができると常に信じていた。簡単ではなかったし、運も少し味方してくれたが、ゴールできたことはチームの持つクオリティーを示している」と話した。

 また、ドルトムントのミヒャエル・ツォルク(Michael Zorc)スポーティング・ディレクター(SD)は、「トップに戻ることができとても満足している。リーグ首位で(次節)ミュンヘンに飛ぶのはいい気分だ」とコメントしている。

 アウェーでSCフライブルク(SC Freiburg)と1-1で引き分けて勝ち点2を取りこぼしたバイエルンのニコ・コヴァチ(Niko Kovac)監督は、この結果を受け4月6日の天王山は必ず勝たなければならない試合になったとコメントしている。

 コヴァチ監督はスカイに対し、「ドルトムントに追いつくまでいい仕事ができていたので、とてもフラストレーションが溜まっている。今は再びスタートを切らなければならない」と話した。「次の週末に何が懸かっているか選手は理解していると思う。今は勝たなければならない立場だ」

 フライブルクは3分、昨年11月のバイエルン戦で試合終盤に同点ゴールを決めたルーカス・ヘラー(Lucas Hoeler)がマッツ・フンメルス(Mats Hummels)の目の前でクリスティアン・ギュンター(Christian Guenter)のクロスに頭で合わせてリードした。

 しかし王者バイエルンは22分、ロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)がエレガントなフィニッシュで同点としたが、その後レワンドフスキのシュートがポストに嫌われるなど勝ち越すことはできなかった。(c)AFP/Kit HOLDEN