【3月30日 AFP】世界ゴルフ選手権(World Golf Championships)シーズン第3戦、デルテクノロジーズ・マッチプレー選手権(Dell Technologies Match Play 2019)は29日、米テキサス州オースティン(Austin)のオースティン・カントリークラブ(Austin Country Club)で3日目が行われ、通算3度の大会制覇を誇るタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は、30日の決勝ラウンド初戦でロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)と激突することになった。

 メジャー通算14勝のウッズは、同胞のパトリック・キャントレー(Patrick Cantlay)に対し、パー4の13番で82ヤード(約75メートル)のショットをカップインさせてイーグルを奪うなど、4アンド2で競り勝った。マキロイはイングランドのマシュー・フィッツパトリック(Matthew Fitzpatrick)を4アンド2で退け、無敗のままグループ突破を果たした。

 第4シードのマキロイはウッズとの対戦について、「大会が盛り上がる。僕らにとってもすごく楽しみな試合になるだろう」とすると、「プレーには手ごたえを感じている。自分のゲームプランを貫き、終わりに近づくまでは彼のことを見ないようにする」とコメント。同13シードのウッズは、マッチプレーでは初顔合わせとなるマキロイとの勝負に向けて、「準備万端で臨む」と意気込んだ。

 メジャー通算4勝を記録し、2週間後の第83回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2019)で生涯グランドスラム達成の可能性があるマキロイは、今大会を通じて一度もリードを許しておらず、落としたホールもわずか三つにとどまっている。

 第2シードのジャスティン・ローズ(Justin Rose、イングランド)は、同22シードのゲーリー・ウッドランド(Gary Woodland、米国)に1アップで勝利を収め、決勝ラウンドに進出した最上位シードの選手となった。準々決勝では、ベスト16入りした中で最下位シードとなる同57シードのケビン・ナ(Kevin Na、米国)と対戦する。

 第37シードのヘンリク・ステンソン(Henrik Stenson、スウェーデン)は、同52シードのジム・フューリック(Jim Furyk、米国)を相手に序盤の4ホールのうち3ホールを制した後、一度もリードを明け渡すことなく5アンド4で圧勝して決勝ラウンドに進出。次戦の相手は同50シードのルーカス・ビェルレガード(Lucas Bjerregaard、デンマーク)に決まった。

 その他では、第17シードのマーク・リーシュマン(Marc Leishman、オーストラリア)がマキロイとステンソンと同様に3勝0敗で予選を突破し、同19シードのルイ・ウーストハイゼン(Louis Oosthuizen、南アフリカ)を迎え撃つことが決定。同40シードのブランデン・グレース(Branden Grace、南アフリカ)は、同26シードのセルヒオ・ガルシア(Sergio Garcia、スペイン)に挑むことになった。

 第7シードのフランチェスコ・モリナリ(Francesco Molinari、イタリア)は、同21シードのウェブ・シンプソン(Webb Simpson、米国)を2アンド1で下し、予選ラウンドを3勝0敗で終えて同10シードのポール・ケーシー(Paul Casey、イングランド)との準々決勝に駒を進めた。

 第24シードの松山英樹(Hideki Matsuyama)は、トップシードのダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)に3アンド2で勝利して大会を終えた。(c)AFP