【3月29日 AFP】韓国大統領府(青瓦台、Blue House)は29日、文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領が4月11日にドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領と首脳会談を行うと発表した。米朝首脳会談が物別れに終わって以降、初の会談となる。

 韓国大統領府はこれに先立ち、文氏の訪米期間は2日間と発表していた。

 韓国大統領府の尹道漢(ユン・ドハン、Yoon Do-han)国民疎通首席秘書官は29日、「完全な非核化を通じた朝鮮半島(Korean Peninsula)の平和体制構築に関するスタンスを擦り合わせるため、両首脳は深く協議する予定だ」と述べた。

 ホワイトハウス(White House)も、文氏が訪米し、北朝鮮問題について協議する予定があると認めた。

 ホワイトハウスの報道官は声明で、「米国と大韓民国の同盟は、依然として朝鮮半島と周辺地域における平和と安全保障の要である」と述べた。

 米朝首脳会談が合意なしに終わって以降、韓国右派議員らは文氏のハト派的なアプローチを激しく批判。ある議員は文氏の振る舞いについて、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の「首席報道官」のようだと厳しく批判している。(c)AFP