【3月22日 MODE PRESS WATCH】米国ファッション協議会(CFDA)は3月19日、2019年6月よりデザイナーのトム・フォード(Tom Ford)がCFDAの次期会長になることを発表した。フォードは、CFDAの現会長でファッションデザイナーのダイアン・フォン・ファステンバーグ(Diane von Furstenberg)から役職を引き継ぐことになる。

 米国生まれのトム フォードは、映画監督、脚本家、映画プロデューサーとしても知られるファッションデザイナー。CFDAメンバーであるキャシー・ハードウィック(Cathy Hardwick)のデザイン アシスタントとしてキャリアを開始し、CFDAのメンバーとなった2000年からは、自身のブランドで最優秀賞(2001年)、最優秀アクセサリーデザイナー賞(2002年)、理事会トリビュート(2004年)、国際デザイナー賞(1995年)、ジェフリービーン ライフアイム アチーブメント賞(2014年)と計7つのCFDAファッション賞を受賞してきた。また、高級ブランドハウス、グッチ(GUCCI)やイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)のデザイナー兼グッチグループ全体のクリエイティブ ディレクターを務めた経験を持つ。

 トム・フォードは今回の就任に際して、次のようにコメントを発表した。

「私は何年もの間 アメリカン ファッションコミュニティのメンバーであるという特権を持ち、CFDAがそのメンバーと業界全体に対して何をしてきたかを経験してきました。世界各地のファッションの中心地に住み、また仕事をしていたので、アメリカン ファッションとそのデザイナーの声をさらに高めるために、取締役会と協力することを楽しみにしています。議長として、私はダイアンが過去13年間に行ってきた素晴らしい仕事を続けることを楽しみにしています。 ダイアンは真の力であり、CFDAとアメリカのファッションへの彼女の貢献は計り知れない。 私たちは皆彼女に多大な責任を負っています」

■関連情報
・トム・フォード 公式HP:www.tomford.com/
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