【3月15日 AFP】(写真追加)ニュージーランドの警察当局は15日、同国南島のクライストチャーチ(Christchurch)で発生したモスク(イスラム礼拝所)での銃乱射事件に関連した動画をオンライン上で共有しないよう呼び掛けている。インターネット上では武装した男がモスク内で礼拝者たちを銃撃する様子を自分で撮影した動画が出回っている。

 警察はツイッター(Twitter)に、「クライストチャーチの事件に関連した極めて陰惨な映像がオンライン上に出回っていることを把握している」「リンクを共有しないよう強く求める。動画をすべて削除する対応を進めている」と投稿した。

 AFPがユーチューブ(YouTube)上で発見したフェイスブックライブ(Facebook Live)で配信された動画のコピーには、短髪の白人の男が車でモスクに向かい、モスクに入って銃撃する様子が収められていた。また男が発砲し続ける間、逃げようとする人やモスク内の一角に殺到する人の姿も見られた。

 AFPは動画に写っていたモスクの抜粋画像とインターネット上で確認できる同じモスクを撮影した画像を見比べるなどの調査を行い、動画がクライストチャーチで発生した銃乱射を撮影したものだと確認した。(c)AFP