【3月13日 Parismodes.tv】仏・パリ(Paris)市内で2月25日から3月5日まで、19/20年秋冬パリコレクションが開催され、5日には故カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)がヴィルジニー・ヴィアール(Virginie Viard)と共に手掛けた最後のコレクションが披露された。

 ラガーフェルド死去2週間後に発表されたコレクション。グランパレ(Grand Palais)のガラス天井の下に広がったのは雪で覆われた村と木造の小屋。観客にはブランドの顧客や、ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)、クラウディア・シファー(Claudia Schiffer)、モニカ・ベルッチ(Monica Bellucci)、ショーのオープニングに登場したカーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)や、ショーのエンディングに登場したペネロペ・クルス(Penelope Cruz)らラガーフェルドの友人らの姿が。オープニングでは黙とうを行い、「シャネル」で働き始めた経緯を語るラガーフェルドの音声が流された。

 冬らしいコレクションにはツイードがスーツの多くの要素に使用され、ロングコートとワイドパンツに合わせた。山地とスキーの世界感を取り入れたパターンの暖かな素材を使用。白い小さめのパッファージャケットはパンツに合わせ、キルトやフリル加工された流れるようなドレスには、ケーブルカーに見立てたダブルCとスキーヤーのプリントが施された。設定にはぴったりなテクニカル素材はジッパー付きのトップスに取り入れた。柔らかで優雅なフィナーレは雪の結晶を刺しゅうしたミニバブルドレスで締めくくった。(c)Parismodes.tv