【3月13日 AFP】英ロンドンなどで今月初めに小包爆弾4点が発見された事件をめぐり、同国の警察は12日、カトリック系過激組織「アイルランド共和軍」の略称である「IRA」を名乗る集団が犯行声明を出したと明らかにした。

 犯行声明は11日、北アイルランド紙アイリッシュ・ニュース(Irish News)に届いたもので、小包が5点あることを示唆している。

 小包爆弾は5、6の両日、ロンドンとグラスゴーで発見された。

 ロンドン警視庁(Metropolitan PoliceScotland Yard)は事件に関する発表の中で、「犯行声明は『IRA』を名乗っている」と明らかにし、「声明について捜査が行われている」と述べた。

 同庁はまた、先週見つかった小包には「北アイルランド関連のテロと関係する反体制派集団に絡み、過去に送付された装置」と類似性があると説明。これを「捜査の糸口と見なしている」と述べた。

「アイルランド共和軍」は、暴力を手段として北アイルランドのアイルランドへの統合を目指していた。(c)AFP