【2月23日 AFP】(更新)インド北東部で、密造酒を飲んで93人が死亡、少なくとも200人が病院に搬送された。同国では、有毒物を含んだ密造酒を飲んだ人々が死亡するケースが相次いでいる。

 アッサム(Assam)州ゴラガート(Golaghat)県の警察幹部はAFPに対し、「死者数は58人に達し、(地元の病院で)75人が治療を受けている」と述べた。

 この幹部によると、21日夜以降、違法に製造された酒を飲んだ人々が体調を崩し始めたという。

 ゴラガートに隣接するジョルハット(Jorhat)県の当局者も、「偽の酒」を摂取したことで35人が死亡したと明かした。

 多数の女性を含む犠牲者らは、地元の茶農園で働いていた。先の幹部や当局者によると、患者の一部は深刻な容体にあり、死者数はさらに増える可能性があるという。

 県の保健当局幹部である医師はAFPに対し、「病院に搬送された人々は、深刻な嘔吐(おうと)、胸部の激痛、呼吸困難といった症状を示していた」と述べた。

 同国では約2週間前にも北部のウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州とウッタラカンド(Uttarakhand)州で、約100人が有毒な酒を飲んで死亡したばかり。(c)AFP