【2月23日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)のクレイトン・カーショウ(Clayton Kershaw)は、チームの春季キャンプに復帰したものの、ブルペンでのセッションが2回連続で振るわなかったことから、投球練習までしばらく時間を置いて出直すことになった。

 米アリゾナ州グレンデール(Glendale)でキャンプを行っているドジャースのデーブ・ロバーツ(Dave Roberts)監督は、カーショウを悩ませているのは以前から故障を抱えている腰ではないものの、腕に何らかの問題があると明かした。

 ロバーツ監督は報道陣に対して、「誰も驚いたり心配したりしていない」とすると、「ブルペン入りして調整するまでには、まだ十分に時間がある。一日ずつ様子を見ていくことだ」と述べた。

 昨年のワールドシリーズでドジャースが1勝4敗でボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)に敗れ、2季連続でシリーズ敗退を喫して間もない11月に、カーショウはチームと3年総額9300万ドル(約105億円、当時)で契約延長に合意した。

 3月に31歳になるカーショウは、来週はじめまでには投球練習を再開する意向を示し、「今はしばらく休養して出直すつもりだ」「そうすることが最善だと思う。シーズン中にはそんなことをする機会はないと思っている」と語った。

 カーショウはこれまで通算3度のサイ・ヤング賞(Cy Young Award)をはじめ、ナ・リーグの年間最優秀選手(MVP)と計7度のオールスター選出を誇っており、同世代の中では最も偉大な投手との呼び声が高い。しかし、ワールドシリーズでの勝利を経験したことはなく、プレーオフでは何度も屈辱を味わっている。(c)AFP