【2月23日 AFP】18-19イタリア・セリエAは22日、第25節の試合が行われ、ACミラン(AC Milan)は新加入のクシシュトフ・ピョンテク(Krzysztof Piatek)が再び得点を挙げて3-0でエンポリ(Empoli)を下し、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)出場権獲得に向けた歩みを着実に進め続けている。

 先月、同リーグのジェノア(Genoa CFC)から加入した23歳のピョンテクは、加入後6試合の得点数を7に伸ばしており、リーグ戦では得点数を18として、得点王争いで首位に立つユベントス(Juventus)のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)に1点差と迫っている。

 前半、ルーカス・パケタ(Lucas Paqueta)のゴールが取り消され、サム・カスティジェホ(Samuel ‘Samu’ Castillejo Azuaga)が相手GKに2度のセーブを強いながら、ホームのサン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)で得点を奪えなかったミランだったが、49分にピョンテクが均衡を破った。

 その2分後にフランク・ケシエ(Franck Kessie)が追加点を決めると、67分には最初の2点に絡んでいたカスティジェホがヘディングシュートで3点目を決めた。

 今季リーグ戦初の3連勝を挙げてその全てで3点を奪っているミランは、リーグではここ8戦無敗となっている。

 この勝利で4位の座を固めたミランは、24日にフィオレンティーナ(Fiorentina)戦を控える同都市のライバル、インテル(Inter Milan)との勝ち点差を暫定で1に縮めている。

 欧州王者に7度輝いているミランだが、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の出場は2013-14シーズンが最後となっている。

 ミランのジェンナロ・ガットゥーゾ(Gennaro Gattuso)監督は試合後、「数年を経て、ミランは光明を見いだしている」「何も約束はできない。この面白い選手のいる若いチームが、私に希望を与えてくれているとしか言えない」「順位表を見ず、1試合ずつ考えていかなければならない」とコメントしている。(c)AFP