【2月20日 AFP】2018-19アルペンスキーW杯は19日、スウェーデンのストックホルムで男子回転第10戦がパラレル方式で行われ、マルセル・ヒルシャー(Marcel Hirscher、オーストリア)は準々決勝で敗れたものの、6度目となる種目別優勝を果たした。

 29歳のヒルシャーは、1回戦でビクトル・ムッファト(Victor Muffat-Jeandet、フランス)を破り、クリスタルグローブ獲得を確定させた。今大会を制したラモン・ツェンヘウゼルン(Ramon Zenhaeusern、スイス)に準々決勝で敗れたが、今季のW杯では回転で5勝を収めており、先週行われた世界選手権(FIS Alpine World Ski Championships 2019)でも金メダルを獲得している。

 ヒルシャーは自身の最多記録を更新する8度目の総合優勝に向けても順調に歩みを進めており、12戦を残した段階で2位アレクシス・パンテュロー(Alexis Pinturault、フランス)との差は480ポイントとなっている。

 決勝では、ツェンヘウゼルンが平昌冬季五輪の覇者であるアンドレ・ミーラー(Andre Myhrer、スウェーデン)を破って優勝を果たし、マルコ・シュワルツ(Marco Schwarz、オーストリア)が世界選手権に続き銅メダルを獲得した。(c)AFP