【2月20日 AFP】2018-19アルペンスキーW杯は19日、スウェーデンのストックホルムで女子回転第10戦がパラレル方式で行われ、ミカエラ・シフリン(Mikaela Shiffrin、米国)が今季14勝目を飾り、シーズン最多勝利記録に並んだ。

 今月行われた世界選手権(FIS Alpine World Ski Championships 2019)で二つの金メダルを獲得したシフリンは、今季のW杯をあと10戦残した段階で、1988-89シーズンにスイスのフレニ・シュナイダー(Vreni Schneider)氏が樹立した男女を通じてのシーズン最多記録に肩を並べた。

 最大のライバルであるペトラ・ブルホバ(Petra Vlhova、スロバキア)が準々決勝で姿を消す中、シフリンは決勝でクリスティーナ・ガイガー(Christina Geiger、ドイツ)を0.27秒差で破り、回転では6度目となる種目別優勝を決めた。

「軽い肺炎」を患っているシフリンは、「できる限り良いスキーをした」「たとえ万全の状態だったとしても、これ以上のパフォーマンスはみせられなかったかもしれない。これからは回復に努める」と語った。

 現在23歳のシフリンにとっては、これが歴代5位となるW杯通算57勝目。同62勝を挙げた米国のアンネマリー・モザー・プレル(Annemarie Moser-Proell)氏を視界に捉えている。(c)AFP