【2月21日 Xinhua News】中国北京市の故宮博物院は元宵節(旧暦1月15日)に当たる19日夜、壮大にライトアップされた。城壁が赤い灯籠(ちょうちん)で彩られた同院は19、20日の夜、「紫禁城上元の夜」と名付けられた文化イベントを開催し、模範労働者、宅配便配送員、清掃作業員ら各界の代表と観客数千人を招き、午門展示ホール、太和門広場、故宮東城壁、神武門などの区域をライトアップし、共に伝統の祝日を祝う。

 夜間の一般公開が行われたのは1925年の開院以来、初めて。紫禁城の建築群が夜間大規模にライトアップされたのも今回が初めて。照明とちょうちんの配置によって、紫禁城内の午門とその両側の雁翅楼、太和門、太和殿、東南の角楼、東華門、東北の角楼、神武門などの区域で見事なライトアップを見ることができ、来場者は夜間の紫禁城の壮大な美しさを楽しんだ。

 故宮博物院が行う一連の「紫禁城で年越し」展示イベントの一環として「紫禁城上元の夜」文化イベントは、大衆の文化的、心理的、感情的なニーズを満たし、「伝統の祝日」という円満で幸福感に満ちたテーマをよりよく説明し、新春の故宮博物院が、より人々に親しまれる方法で「没入」感を与え、博物館での独特な祝賀の雰囲気、人情味を感じさせることを目的としている。(c)Xinhua News/AFPBB News