【2月23日 Xinhua News】車輪型ロボットがレール上を走り、料理が上からやってくる――。上海歓楽谷内に登場したジェットコースターのテーマレストランがこのほど、試験営業を行った。

 来店客は着席後、テーブルの上のタブレットで料理を注文し、スマートフォンで決済する。しばらくすると、車輪型ロボットが料理を乗せて厨房の昇降レールをゆっくり上り、その後レストラン上部のレールを走り、最後に交差するらせん状レールに沿って滑り落ち、客のテーブルのそばで自動的にブレーキをかけて停止する。

 レストランの責任者 張旭(Zhang Xu)さん

 レールに走る部分だけなら17秒でお客様の手元に届きます。注文から料理が届くまで3分かかりません。

 説明によると、試験営業期間中は各種設備の調整を行うという。車輪型ロボットの速度が比較的速いことや、昇降や落下の動きがあるため、料理がこぼれないように、当面はハンバーガーやポテトなどのファストフードだけを提供するが、今後はトレーの改良を通してより多くのメニューを提供していく。注文から受け取りまでセルフサービスのため、来店客が楽しい食事を体験できるだけでなく、観光地の飲食サービスの効率を高め、ピーク時の長い行列や、混雑で食事するのが難しいなどの問題を軽減する。

 レストランの責任者 張旭さん

 このレストランは100平方メートル余りで84席あります。普通なら従業員が20人余り必要ですが、今では4、5人で済んでいます。(c)Xinhua News/AFPBB News