【2月20日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)からフリーエージェント(FA)となっていたマニー・マチャド(Manny Machado)が、FA契約では米スポーツ史上最高額となる10年総額3億ドル(約332億円)の契約でサンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)に加入することで合意したと複数メディアが報じた。

 26歳のマチャドは、遊撃と三塁を守れるオールスター出場4回のスーパースター。メジャー7シーズンで926試合に出場し、175本塁打、513打点を記録しているほか、守備でも三塁で2回のゴールドグラブ賞(Gold Glove)に輝いている。ブライス・ハーパー(Bryce Harper)とともに今FA市場有数の大物と言われていたが、どちらもここまで動きがなかった。

 しかし米スポーツ専門チャンネルESPN、USAトゥデー(USA Today)そしてMLBの公式サイトが19日、匿名の関係筋からの情報として、各球団が春季キャンプに突入する中でマチャドの去就に決着がついたと報じた。報道によれば、契約には6年目以降にオプトアウトできる条項が盛り込まれているという。

 2018年のマチャドは、ボルティモア・オリオールズ(Baltimore Orioles)との1年1600万ドル(約18億円)の契約でシーズンをスタートさせると、7月に5選手とのトレードでドジャースへ移籍し、チームのワールドシリーズ進出にも貢献した。

 主に遊撃を守りながらキャリア最高のシーズンを過ごし、両チーム通算で打率2割9分7厘、37本塁打、107打点、14盗塁をマーク。ドジャース移籍後は2割7分3厘、13本塁打、42打点を記録したが、ワールドシリーズでは結果を残せず、チームもボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)に敗れて2年連続で涙をのんだ。(c)AFP