【2月20日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)は19日、決勝トーナメント1回戦第1戦が各地で行われ、リバプール(Liverpool FC)はホームでバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)と0-0で引き分けた。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は、迫力に欠けたスコアレスドローという結果は「夢見ていた」ものではないと認めたものの、チームの準々決勝進出については引き続き自信を示した。

 リバプールの本拠地アンフィールド(Anfield)で行われた一戦は、サディオ・マネ(Sadio Mane)に絶好のチャンスが訪れるなど前半はオープンな展開となったが、後半は慎重な内容となり、決着は来月13日にミュンヘンで行われる第2戦に持ち込まれた。

 しかし、主力のビルヒル・ファン・ダイク(Virgil Van Dijk)を出場停止処分で、デヤン・ロブレン(Dejan Lovren)とジョー・ゴメス(Joe Gomez)を負傷で欠いたリバプールは、CBにファビーニョ(Fabinho)とジョエル・マティプ(Joel Matip)という一時しのぎのコンビを起用しながらも、バイエルンにアウェーゴールを許さなかった。

 クロップ監督は「この試合の結果や内容は夢見ていたものでない」「30年後まで覚えられているような試合ではないが、これが結果であり、受け入れて今後に臨む」と語った。

「重要な選手(ファン・ダイク)を欠いた中でのクリーンシートだ。多くの人がこのような結果を予想していなかっただろう。守備は良かったし、良いところはたくさんあった。大喜びはしていないが、試合については満足している」

 一方のバイエルンは、今季の国内リーグ戦で首位ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に勝ち点3差をつけられており、7連覇を目指す中で過去数シーズンのような境地には到達できていないかもしれない。しかし、チャンピオンズリーグでは7シーズン連続で準々決勝に進んでおり、この日も試合の終盤に引き分けという結果を狙っていくだけの経験があった。

 バイエルンのニコ・コヴァチ(Niko Kovac)監督は「アンフィールドでリバプールに得点を許さなかったチームをあまり思い出せない。プレースタイルもそうだし、彼らは素晴らしいチームだ。われわれはチーム一丸となって後ろで守れた」とコメントした。

「ゴールは奪えなかったが、失点もしなかった。7万5000人の前でプレーできるし、ホームゲームではアドバンテージがある。しかし、もし失点してしまったら勝つしかないということを理解している」 (c)AFP/Kieran CANNING