【2月18日 東方新報】近ごろ、中国・チベット自治区(Tibet Autonomous Region)のチョモランマ峰(Qomolangma、エベレストのチベット名)景勝地が「無期限に封鎖」となったとの情報が流れた。特に多くの旅行者が訪れる「聖地」とされる「チョモランマ5200大本営(ベースキャンプ)」には、行けなくなったと伝えられている。

 日喀則市(シガツェ、Shigatse)定日県(ティンリ、Tingri)の政府職員は、同ベースキャンプは保護区中心の生態レッドゾーン内にあるため、昨年12月5日以降、立ち入りを禁止していると語った。

 中国・国家体育総局登山運動管理センターとチベット自治区体育局は、「登山環境保護を引き続き全面的に強化し、チョモランマ峰の生態環境を確実に保護していく」とコメントしている。チョモランマ峰への登山の受け入れは、毎年春季に限り、登山者数は約300人(登山隊員、ガイドなどを含む)に制限し、極力、チョモランマ峰の生態環境への影響を減らすこととしている。

 一般の観光客は、現在も同ベースキャンプはから約2キロのところにある絨布寺(ロンブク寺、Rongbuk Monastery)付近まで行ってチョモランマを見ることができる。(c)東方新報/AFPBB News