【2月15日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に所属するギャレス・ベイル(Gareth Bale)が、9日に行われたアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)とのダービーでの得点後に相手サポーターをあおったとして14日にリーグに報告され、最大12試合の出場停止処分を受ける可能性にさらされている。

 3-1で勝利した敵地ワンダ・メトロポリターノ(Wanda Metropolitano)での一戦に途中出場し、チーム3点目を決めたベイルだったが、アトレティコのサポーターから浴びせられたやじに対してあまりにも挑発的なゴールパフォーマンスを行ったことが問題視されている。

 リーガは発表文の中で、ベイルは「サポーターに向けた挑発行為として右腕を頭に向けて挙げ、さらに曲げた腕を挙げながら、その途中で反対の腕にうちつけるという、節度がなく、軽蔑的ともとらえられるジェスチャーを行った」ことが問題視されるとしている。

「スリーブ・カッター」と呼ばれる問題のジェスチャーは、スペインでは非常に侮辱的な行為と考えられている。

 仮にベイルがサポーターをあおったと判断されれば、スペインサッカー連盟(RFEF)の規則によれば4試合から12試合の出場停止が科されることになる。しかしながら、より短い1試合から3試合の出場停止処分が科される可能性が高い。

 レアルは今後、リーグ戦でジローナ(Girona FC)、レバンテ(Levante)と対戦した後、本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)でFCバルセロナ(FC Barcelona)との伝統の一戦「エル・クラシコ(El Clasico)」の2連戦が控えている。その初戦は27日に行われる国王杯(Copa del Rey 2018-19)準決勝第1戦で、その後3月2日にはリーグ戦が行われることになっている。(c)AFP