【2月14日 AFP】ロシアの首都モスクワで13日、記録的な大雪が降り、通りや像などの建造物が白く覆われる一方、主要空港を発着する航空便数十便が欠航となった。

 木々や送電線も午前から雪に覆われたが、午後に入り気温が0度を超えると、緩んだ雪が舗道に落ちて深いぬかるみをつくった。

 気象機関によると、夜間の降雪量は約7センチで、積もった雪の深さは最大45センチに達した。

 航空大手アエロフロート・ロシア航空(Aeroflot Russian Airline)はウェブサイトで、シェレメチェボ(Sheremetyevo)空港の発着便70便余りを欠航させたことを明らかにした。

 報道によれば、モスクワの気象当局は今回の降雪量について、1995年の記録を更新し、月の平均降雪量の3分の1近くに達したとしている。またロシアの各気象予報機関は、今回の降雪は2007年の記録を上回ったと述べている。

 市当局は、除雪作業に6万人を派遣したと明らかにした。(c)AFP