【2月13日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)は12日、決勝トーナメント1回戦第1戦が各地で行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)が敵地でマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に2-0で勝利した。

 ユナイテッドの本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)で行われた一戦は53分、PSGがプレスネル・キンペンベ(Presnel Kimpembe)の得点で先制すると、60分にはキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)が追加点を挙げ、来月行われる第2戦を前に試合の主導権をしっかりと掌握した。

 PSGは、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)とエディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)を負傷で欠きながらも傑出したパフォーマンスを披露し、ユナイテッドにオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)暫定監督就任後では初となる黒星をつけた。

 今季公式戦23ゴール目を決めたエムバペは試合後、ネイマールとカヴァーニがいなくてもチームは恐れる必要はないということを証明したと話した。

 エムバペは仏RMCスポール(RMC Sport)に対し、「必要以上に書き立て、人を不安にさせるような報道はやめる必要がある。みんな怖がるのはやめないといけない。もちろんネイマールは非常に重要な存在で、カヴァーニもチームに欠かせない選手だが、サッカーはピッチの上で行われる。きょうはそのことを証明できた」とコメントした。

「彼らがギアを上げ、特にホームで得点を挙げたいと考えているのは分かっていたから、後半は良い目的意識を持って臨めた」「満足している。しかし、まだ半分残っているし、良い準備を続けていく必要がある。きょうの試合では、最後の20分でチームとして少し体力的に落ちたと思うからね」「第2戦に向けた準備、そして準々決勝進出を確実にするにはあと3週間ある」

 ユナイテッドはジェシー・リンガード(Jesse Lingard)とアントニー・マルシアル(Anthony Martial)が負傷交代したのに対し、PSGのトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は、自分たちのチームは試合が進むごとに良くなっていったと明かした。

「前半は簡単にボールを失いすぎていたが、後半は本当に素晴らしかった」「われわれは敵地であるオールド・トラフォードでも勝利に値した。選手たちを祝福する。しかし、まだ半分が終わっただけであり、本拠地パルク・デ・プランス(Parc des Princes Stadium)での試合が残っている」 (c)AFP