【2月11日 AFP】男子テニス、ABNアムロ世界テニストーナメント(ABN AMRO World Tennis Tournament 2019)に出場する錦織圭(Kei Nishikori)は10日、1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)で途中棄権する原因となった右脚は「100パーセント」の状態だと語った。

 オランダ・ロッテルダム(Rotterdam)で開幕戦のブリスベン国際(Brisbane International 2019)に続く今季2勝目を目指す大会第1シードの錦織は、全豪オープン準々決勝でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に1-6、1-4とされたところで脚の負傷により試合続行を断念していた。

 これまでも故障に悩まされてきた世界ランキング7位の錦織は、「感触は良い。100パーセントの状態を取り戻すのに1週間程度かかったが、今の体の状態は良いと思う。先週はフロリダで良い練習ができた」と話した。

「今週は面白いチャレンジになる。厳しい大会だし、素晴らしい選手が数多く出るのでタフになると思う」「(この期間は)これまではメンフィス(Memphis)でプレーしていたし、昨年はニューヨークで試合に出たが、インドアが好きなのでここに来ることを選んだ」

 29歳の錦織は1回戦でピエール・ユーグ・エルベール(Pierre-Hugues Herbert、フランス)と対戦する。エルベールは10日の決勝でジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga、フランス)に敗れたものの、南フランス・オープン(Open Sud de France 2019)で準優勝している。

 第2シードには昨年11月のパリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2018)を制したカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov、ロシア)が入り、第3シードには全豪4回戦でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を破ったステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)が、第4シードには全豪8強のミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)が続く。

 また、カナダの新星デニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov)、2015年大会の覇者でグランドスラム通算3勝のスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)もエントリーしている。(c)AFP