【2月10日 AFP】ラグビーシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2019)は9日、第2節の試合が行われ、ジェイコブ・ストックデール(Jacob Stockdale)がチームをけん引した前回王者のアイルランドが、敵地でスコットランドから22-13の勝利を収めた。

 前節イングランドに敗れていたアイルランドだが、この日はコナー・マレー(Conor Murray)とストックデール、キース・アールズ(Keith Earls)がトライを決めて連敗を避けた。自身のトライだけでなく、仲間のトライも一つ演出したストックデールは、これでテストマッチ16試合で13トライと量産体制を築いている。

 チームとしては、前半に負傷した2018年の年間最優秀選手ジョニー・セクストン(Johnny Sexton)のけがの度合いが心配されており、喜びきれない結果となったが、これでアイルランドはスコットランドのシックスネーションズ本拠地連勝を7で止め、2016年のイングランド以来、スコットランドにホームで土をつけたチームとなった。

 2週間後の第3節で、アイルランドは敵地でイタリアと対戦。一方、こちらも主力のスチュアート・ホッグ(Stuart Hogg)を前半に負傷で失ったスコットランドは、フランスとのアウェーゲームに臨む。

 ウェールズは敵地でイタリアに26-15で勝利し、チーム歴代最長に並ぶテストマッチ11連勝を達成した。前半はダン・ビガー(Dan Biggar)の4本のキックで小刻みに加点して12-7で折り返すと、後半にジョシュ・アダムズ(Josh Adams)とオーウェン・ワトキン(Owen Watkin)がトライを決めた。

 ウェールズの11連勝は1910年以来。次節は新記録の樹立をかけて、聖地プリンシパリティ・スタジアム(Principality Stadium)にイングランドを迎える。

 イタリアもブラーム・ステイン(Braam Steyn)とエドアルド・パドバーニ(Edoardo Padovani)がトライを挙げたが、これでシックスネーションズ連敗は19試合に伸びている。(c)AFP/Simon TURNBULL