【2月10日 AFP】カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部の名門フラメンゴ(Flamengo)の練習施設で発生した火災で、死亡した10人の身元が判明し、全員が14歳から17歳の少年であることが分かった。ブラジルメディアが9日に報じた。

 火災は8日未明にリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)にある施設で発生。当初は被害者のうち数人はクラブスタッフとみられていたが、ブラジルの複数紙は9日、誇らしく赤と黒のユニホームをまとい、あるいはトロフィーを手に笑顔を見せる若者たちの写真を掲載した。他に3人のユース選手が負傷しており、1人は皮膚の30パーセント以上をやけどしているという。

 地元メディアによれば、出火原因は空調の故障である可能性が予備的な捜査で浮上している。火の手が上がったのはプレハブの選手寮で、消防によれば、施設は「防火規定に沿った形へ改修されている途中」であり、まだ消防による安全証明書は発行されていなかった。(c)AFP