【2月12日 東方新報】中国の旅行サイト「携程(シートリップ、Ctrip)」によると、春節期間中に観光に出かける中国人はのべ4億人を超え、このうち海外旅行者は700万人近くに達すると予想している。同国内の約100の都市から国内外の900以上の場所に向かうという。中国国際放送局(CRI)が報じた。

 また、同じく旅行サイト「途牛網(トゥニウ、Tuniu)」広報部の趙爽(Zhao Shuang)さんは、「春節の5か月も前に予約を入れた人もいた」と話す。人気の目的地は、中国国内では海南省(Hainan)三亜(Sanya)、広東省(Guangdong)広州(Guangzhou)、雲南省(Yunnan)麗江(Lijiang)、大理(Dali)などで、海外では温暖な東南アジアの島々や北欧の寒冷地も人気を集めているという。

 そのほか、北京冬季五輪を3年後に控え、雪景色の見物や、広州、深セン(ShenZhen)、香港を結ぶ高速鉄道や広東省珠海市(Zhuhai)、香港、マカオを結ぶ海上橋「港珠澳大橋(Hong Kong-Zhuhai-Macao Bridge)」の開通によるグレーターベイエリア(広東・香港・マカオ大湾区)の観光も目を引いている。

 海外では、ビザの発給条件を緩和した日本とタイが人気の目的地となっている。日本では先月4日から、大学生や過去3年間で2回入国した中国人に対し、ビザを発行する際の経済力への基準が緩和され、タイではビザなしで滞在可能な期間を30日以内とする政策を4月30日まで延期している。

 春節期間中の旅行は家族連れがメインであり、いつもと違う春節を味わうのが中国人の新たなスタイルになっている。(c)東方新報/AFPBB News