【2月7日 AFP】欧州委員会(European Commission)のジャンクロード・ユンケル(Jean-Claude Juncker)委員長と英国のテリーザ・メイ(Theresa May)首相は7日、ベルギーの首都ブリュッセルの欧州連合(EU)本部で会談し、英のEU離脱(ブレグジット、Brexit)をめぐりさらなる会談を行うことで合意した。

 報道官の発表によると、EU側のミシェル・バルニエ(Michel Barnier)首席交渉官と英のスティーブン・バークレイ(Stephen Barclay)EU離脱担当相が、11日にフランスのストラスブールで会談。またメイ首相とユンケル委員長も今月中に再会談するという。

 メイ氏とユンケル氏は今回の会談後に出した共同声明で、先にユンケル氏がメイ氏に対し、ブレグジットの協定案は再交渉できないと警告していたことを改めて双方が確認したことを明らかにした。

 その上でユンケル氏は、将来のEUと英との関係の枠組みを示した政治宣言には「文言を追加する余地がある」という見方を示したのに対し、メイ氏は協定案そのものの修正を求めたという。

 ただ「難題はあるものの、英議会から可能な限り幅広い支持が得られ、さらに欧州理事会(European Council)が合意したガイドラインを尊重する道が開けるかどうかについて、交渉班が会談すべきだという考えで両首脳が一致した」としている。(c)AFP