【2月6日 Xinhua News】中国でこのほど、企業に対する「個人情報セキュリティー管理システム認証」の1回目の審査結果が発表された。電子商取引最大手の阿里巴巴集団(アリババ・グループ)の電子決済サービス「支付宝(アリペイ)」が第1陣として国家認証を取得した企業の一つとなった。アリペイのユーザーの個人情報セキュリティーとプライバシー保護に対する管理システムが国家認証基準を満たしていることを意味する。

 今回の個人情報セキュリティーに対する認証は、中国サイバーセキュリティー審査技術・認証センター(CCRC)が行った。審査対象にはアリババグループのほか、騰訊控股(テンセント)、百度(バイドゥ)、京東集団(JDドットコム)など一般市民の生活と関わりの深い企業10社が選ばれた。

 「中華人民共和国サイバーセキュリティー法」の公布後、関連管理部門が初めて国内企業に付与した個人情報保護に関する認証であり、認定を受けた企業には、個人情報セキュリティー管理システム認証証明書が授与される。

 アリペイの責任者は「個人情報の保護は一貫してアリペイの生命線だ」と語る。一貫してデータセキュリティーを資産保護と同様に重要視し、専門チームを設け、業界最先端の技術を用い、万全を期してきたという。同社はプライバシー保護の一環として、最高プライバシー保護責任者(CPO)を任命し、部門をまたいだプライバシー保護チームを立ち上げた。新たにリリースする製品や機能は、全て事前に専門的な評価を経る仕組みとなっており、同チームには拒否権が与えられている。(c)Xinhua News/AFPBB News