【2月4日 AFP】女子テニス、タイ・オープン(2019 Toyota Thailand Open)は3日、シングルス決勝が行われ、大会第8シードのダイアナ・ヤストレムスカ(Dayana Yastremska、ウクライナ)が6-2、2-6、7-6(7-3)で第6シードのアイラ・トムリャノビッチ(Ajla Tomljanovic、オーストラリア)との激戦を制し、キャリア通算2度目の優勝を飾った。

 18歳のヤストレムスカは第1セットを圧巻のプレーで奪ったが、第2セットは25歳のトムリャノビッチの力強いストロークに押され、試合を振り出しに戻された。激しいラリーの応酬となった第3セットの決着はタイブレークにもつれたが、最後はヤストレムスカが鋭いフォアハンドをたたき込み、2時間22分に及んだ接戦に終止符を打った。

 ヤストレムスカは、勝利が決まるとコートに倒れ込んで涙を流し、両手を合わせるタイの伝統のあいさつで観客の歓声に応えた。

 世界ランキング47位のヤストレムスカは試合後、トムリャノビッチに対して「ずっとあなたのようにプレーしたいと思っていた」とコメントし、今回の勝利は手術のためウクライナに帰国しなくてはならなくなった母にささげると述べた。(c)AFP