【2月4日 AFP】18-19スペイン1部リーグは3日、第22節の試合が行われ、カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)やビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)のゴールなどでレアル・マドリード(Real Madrid)がアラベス(Alaves)に3-0で勝利した。

 この一戦ではベンゼマ、ビニシウス、ギャレス・ベイル(Gareth Bale)の「BBV」が初めてそろって先発出場を果たし、このうち2人が結果を残した。特にベンゼマは最近好調で、この日の最後のゴールは直近4試合で6得点目となった。

 終盤にはマリアーノ・ディアス・メヒア(Mariano Diaz Mejia)にもゴールが生まれ、勝ち点3を手にしたレアルは、バレンシア(Valencia CF)と引き分けたFCバルセロナ(FC Barcelona)と、レアル・ベティス(Real Betis)に敗れたアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)との勝ち点差を縮めた。この3チームの中で、同一節にレアルだけが勝利するのは今季初めて。

 レアルは今週末に行われる直接対決に勝利すればアトレティコを上回るが、6日に国王杯(Copa del Rey 2018-19)で対戦することが決まったバルセロナとの勝ち点差は8もある。

 レアルを率いるサンティアゴ・ソラーリ(Santiago Solari)監督は「われわれはすべてのタイトルを目指し最後まで戦う」「きょうの試合では、上位との勝ち点差を埋めようとする真のハングリー精神がみられた」と話した。

 同日にベティスと対戦したアトレティコは、新加入のアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)がデビューを飾ったものの、試合には0-1で敗れた。アトレティコは首位バルセロナとの勝ち点差を3にまで縮める可能性があったが、後半にセルヒオ・カナレス(Sergio Canales)にPKを決められ、両チームのポイント差は前節より一つ広がった。

 アトレティコのディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督は、「はっきりした試合だった」「両チームともチャンスは数えるほどしかなく、われわれが与えたPKを彼らは生かし、それで十分だった」と振り返った。

 モラタはアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)とカウンターアタックで連携する場面があったが、2人が化学反応を起こすにはまだ時間がかかるようだった。故障中のジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)はもうすぐ復帰する見通しであり、モラタが自分の力を証明する時間は限られている。

 シメオネ監督は「チームに加わってからの数日で、アルバロは非常によくやっている」「彼が得点感覚を取り戻してくれればうれしい。それこそわれわれが求めているものだ」と話した。 (c)AFP/Thomas ALLNUTT