【2月3日 AFP】男子ゴルフ、世界ランキング27位のセルヒオ・ガルシア(Sergio Garcia、スペイン)が2日、欧州ツアーのサウジ国際(Saudi International powered by SBIA 2019)で重大な不正行為を犯し、失格となった。

 2017年のマスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2017)覇者ガルシアは、3日目のラウンドを1オーバー「71」で回ったが、いら立ちのあまり複数のグリーンをパターでたたき、傷をつけたとみられている。

 ガルシアが抵触したのは、選手に期待される行動を規定するゴルフ規則の規則1.2a。同規則では、「誠実な行動や他者への思いやり、そしてコースを大切にするという競技精神にのっとってプレーすることが選手に期待される」と記されている。

 同規則に違反して失格となった欧州ツアーで初の選手となったガルシアは、自身の行動を謝罪。ツアーが発表したコメント文で「失格の判断を尊重する」「いら立ちのあまり複数のグリーンにダメージを与えてしまったことを謝罪する。仲間の選手には二度とやらないと伝えた」と話した。

 主催者側はガルシアがパターでたたいたグリーンについて詳細を明かさなかったが、一部の選手によると、7番など複数のホールで大きなへこみができていたという。(c)AFP